Columnコラム
PMU渋谷

口唇口蓋裂とアートメイク

2021.07.21

今回の内容については

2021年4月の日本形成外科学会総会・学術集会にて口演発表を行いました

「第64回 日本形成外科学会総会・学術総会 口演発表のご報告」にも

簡単に概要をまとめておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

口唇口蓋裂術後の唇の形に悩まれる皆様に

【アートメイク】という選択肢があることを知って頂ければ幸いです。

【口唇口蓋裂治療】選択肢のひとつであるアートメイク

口唇口蓋裂、発症率は400~600人に1人で、

顔への出現頻度は形態異常の中で最も多い先天性異常の疾患です。

主に口唇、口蓋、上顎に裂を認め、1か所のみの場合もあれば

複合して生じる場合も多く、多様な病型をとります。

裂や程度によって飲食や発音の機能面や

唇や鼻翼の変形や左右差等の整容面にも様々な病態で現れます。

小さい頃から何度も手術を行い、治療が長期化しやすいのも特徴です。

今回のポイントになっている唇ですが、口唇の変形は

唇裂と呼ばれ、手術が第一選択。

現在では唇裂の術式は確立され、

口唇部の綺麗な再建が行えるようになりました。

しかし、それでもわずかに残る左右差や変形に対して悩まれ

形の修正のための手術を繰り返す方も少なくありません。

メイクでのカモフラージュも簡単にできる一方で

摩擦や汗で落ちてしまいやすいのが弱みです。

そこで私たちはアピアランスケアのひとつとして

アートメイクを提案したいと考えています

アピアランスケアとは

【appearance = 外観・外見】【care = 手当・ケア】

外見のサポートを通じて患者様のQOL向上させる取り組みのことです。

アピアランスケアについては別の記事で詳しくまとめております。

そちらも併せてみていただくとアピアランスケアを

より深く知って頂けると思いますので、ぜひご覧ください。

アートメイクでできること

上が施術前、下が3回施術した1か月後のお写真です

お写真は実際に当院に通院頂いた患者様で、ご厚意で使用させて頂いています。

専用の色素と針を使用して皮膚を染色するアートメイク

皮膚のターンオーバーや代謝で1~2年で徐々に薄くなりますが

アートメイクのメリットは

・水や摩擦で落ちにくい

・手術と比較してダウンタイムが少ない

・色を合わせながら形を整えることができる

・微細な形の調整ができる

ことだと思います。

皮膚のターンオーバーや代謝で1~2年で徐々に薄くなりますが

薄くてもガイドラインがあるだけでも違う!と

普段のメイクのベースとしても役立たけているようです

PMU渋谷としての取組み

一方で課題として挙げられているのは

やはり費用対効果と安全性かと思います

色素の安全性については

「アートメイクと色素の安全性」というコラムで

院長や私たちの安全性に対する思いも含めてまとめてありますので

ぜひ一度目を通していただけると嬉しいです。

そして費用に関してですが、現時点ではアートメイクは自費診療。

アートメイクは高額な費用が掛かると思われがちですが、

当院ではアピアランスケア目的の患者様を対象として

少しでも通院していただきやすいように

唇の修正を目的とした保険診療と変わらない料金設定を行っています。

唇はもともと皮膚も薄く定着に回数を要しやすいことに加え

瘢痕や傷跡はさらに定着がしにくい、または滲みやすい傾向にあるため

基本的には2回以上の施術を推奨しております。

また先にも触れましたが、経年的に薄くなってしまうため

定期的なメンテナンスが必要になります。

アートメイクをやってよかった

これからも続けていきたい

と思っていただけるような

費用も含めて技術・知識・空間をご提供できるように

これからも日々研鑽を重ねていきたいと思います。

口唇口蓋裂術後のアートメイクが気になる方は

カウンセリングのみのご案内もできますので

PMU渋谷公式LINEよりお気軽にお問い合わせください。

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PMU渋谷(渋谷の森クリニック内)

東京都渋谷区神宮前6-18-1クレインズパーク4F

10:00~19:00 休診日なし

☎03-6427-7350

✉pmu.shibuya@gmail.com

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施術リスク

・アレルギー

・感染

・傷跡

・消えない

・定着するまでに回数がかかる

費用

・傷跡アートメイク ¥44,000/時間