パラメディカルピグメンテーションって何?
2019.04.06皆さんは「パラメディカルピグメンテーション」ってご存じですか?
メイクとしてのアートメイクだけではなく、医療の一環として行われるアートメイクは
「パラメディカルピグメンテーション」略して「パラメディカル」などと呼ばれ、
そのニーズ、人気は近年日本でも急激に増加しています。
その中で最も長い歴史を持つ施術の1つが、乳癌によって失われた乳輪乳頭への着色で、
海外では1970年代から多くの症例報告がされています。

乳癌は日本人女性の11人に1人に発症する、現在最も多い癌です。
一方で、早くに発見・治療すれば治る病気です。
そのため、治癒後の生活を考慮した治療が求められます。
そこで最近メディアでもたびたび取り上げられる乳房再建があります。
乳房の膨らみはシリコンインプラントや、自身のお腹や背中の組織を用いて再建します。
その後、失った乳輪乳頭部を作ります。その作り方には様々な方法がありますが、
パラメディカルピグメンテーションは他の部位に傷を付けることなく、
乳輪の形、位置、色合いを自由に調節出来るという利点があります。
多くの患者様がパラメディカルピグメンテーションを選択し、高い満足度を得ています。
外来では施術のあと、「ようやく温泉に行けた」との喜びの声を多く頂きます。

乳癌になったからといって諦めない。
手術のあとも、それまで好きだった趣味やそれまでの生活を取り戻せるよう、
精一杯お手伝いしたいと思います。
多くのメリットのある乳輪乳頭部へのパラメディカルピグメンテーションですが、
デメリット2つあります。
乳輪乳頭部へのパラメディカルピグメンテーションを受けるの2つのデメリット
デメリット① 時間と共に色が薄くなる可能性があること。
アートメイクの退色は避けられません。
本来の色に近く、肌に馴染む自然な色合いを再現すると、年月とともに退色が目立ちます。
そのため、メンテナンスが必要になることがあります。
デメリット② まだ保険適応でないため、経済的負担があること。
クリニックにより値段に幅があり、一概には言えませんが、
10〜15万円くらいが相場と考えられます。

そもそも、乳癌で乳房を失った後に再建が出来ること、
さらに失った乳輪乳頭の再建が出来ることをご存じない方もまだ多くいらっしゃいます。
ぜひ、乳輪乳頭部へのパラメディカルピグメンテーションをご検討下さい。
最後に注意点が1つ。
乳房の膨らみを作った後、乳癌の治療によっては
パラメディカルピグメンテーションに適さないタイミングがあります。
施術のタイミングについては、主治医にご相談下さい。
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