Artmake column

日本がん看護学会 口演発表

看護師山崎が発表を行った際の活動報告となります。PMU渋谷

こんにちは。

PMU渋谷(渋谷の森クリニック) 看護師 山崎です。

先日、昨年に引き続き日本がん看護学会にて
口演発表を行わせて頂きました。

今回はご報告の記事となります。

学会という大舞台での発表はとにかく緊張しました。

このような大仕事を任せて頂き期待に応えたいという思いと
医療アートメイクの発展は私にとって大きな目標なので
昨年に引き続き今年も引き受けさせて頂きました。

演題テーマは昨年に引き続き
「化学療法副作用による眉毛脱毛に対するアートメイクの満足度調査」です。

昨年は健康成人における満足度調査でしたが
今年は健康成人とがん患者様の比較を行いました。

がん患者様から実際に頂いたコメントもご紹介させて頂き
施術を受けたことでQOL向上に繋がったと考察出来るコメントとともに
アートメイクがアピアランスケアにおいて有効な施術であることを示しました。


皆様、アピアランスケアという言葉をご存じですか?

アピアランスケアとは
【appearance = 外観・外見】【care = 手当・世話・ケア】
外見のサポートを通じて患者様のQOL向上させる取り組みのことです。

アピアランスケアを提唱した国立がん研究センター中央病院によると、
「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、
外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」と定義されています。


化学療法による副作用において、一番つらかったのが
脱毛だったという論文データもあるくらい
脱毛は外見を大きく変化させる副作用です。

外出がイヤになったり趣味が楽しめなく
なったりする方も多くいらっしゃいます。

頭髪の脱毛に対してはウィッグの紹介等手厚くケアがされていると思いますが
人相さえも変わって見える「眉」に対してはいかがでしょうか?

メイクでカモフラージュしましょう、という提案がほとんどだと思いますが
毛がない部分に眉を描くのは想像以上に難しく大変ですし
せっかく一生懸命描いても簡単に落ちてしまいます。

そのような方へアピアランスケアの1つとして
アートメイクを提案したいと私たちは考えています。

今回の発表では実際にアートメイクを受けられた
がん患者様の満足度を示した上でアートメイクが
アピアランスケアにおいて有効であると示唆することが出来ました。

また、考察では課題とされているアートメイクの
安全性についても発表させて頂きました。

アートメイクに関する医学的論文はまだまだ数が少ないため
アピアランスケアの手引きでは科学的根拠の不足が指摘されています。

私たちは安全性に関しても日々研究を行っています。
(詳細は長くなってしまうのでまた別の記事でお話します)

発表後は「貴重な発表だった」「ぜひ論文にしてください」という
お言葉を頂くこともでき、アピアランスケアの分野において
アートメイクが広まる可能性を感じることが出来ました。


アートメイクの存在をまだ知らない方もいれば
知ってはいるけど安全性や痛みなど不安があり
正しい情報がわからないという方も多くいらっしゃいます。

アートメイクに限らず通院している病院の
主治医や看護師から正しい情報が聞けると患者様は
安心してアピアランスケアを受けられると思います。

がん治療を受ける病院と
アピアランスケア(アートメイク)を受けるクリニックの
架け橋になれるよう今後も正しい情報を発信していきます。


アートメイクでたくさんの患者様の
QOL向上のお手伝いをさせて頂けるよう
今後も精進してまいります。


PMU渋谷 看護師 山崎

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